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御嶽山へ配達

様々な山に行きましたが、どうしても脚を向けることが出来なかった御嶽山。
想像を絶する噴火の大惨事から3年。私と同じように、山が好きというだけで登っていた登山客が60名近くも犠牲になり、今まだ行方の分からない方も。
山はよく「自己責任」と言われます。まさにその通りですが、自らの判断ミスならまだしも、噴火による犠牲というのは余りにも気の毒過ぎて言葉がありません。どれだけの恐怖だったのでしょうか。

随分迷いましたが、色々な人の話を聞くにつれ、行ってみようかと思うようになりました。せめて数珠を持って行き、剣ヶ峰方面に手を合わせてきました。

決行日は、仕事と天気の都合で
10月9日(月 祝日)
AM4時 自宅出発。



小坂経由、登山口の濁河温泉までがとてつもない距離でしたが、朝もやに薄っすら見えた御嶽山が神々しかったです。





予測より時間がかかり、AM5時半過ぎに駐車場到着。祝日の晴天ということもあり、すでに20台くらい停まっていました。下山したら満車でした。



AM6時、登山開始。
気温は7度。かなり寒かったです。下界が季節外れの夏のような気温だったので、暑さ対策かと思ったら間違ってました。水分は今回はあまり必要ありませんでした。




吊り橋




ジョーズ岩




湯の花峠。
紅葉が見頃でした。



何度も登っているジークの北條さんのアドバイス通り、確かに歩きにくい登山道でした。ぬかるみがかなり多く、滑りやすいです。




標高2,500m付近。
森林限界を超えると眺望が良くなります。




日も差し始めて、少し気分も明るくなってきましたが

今日はどうも風が強いです。
谷から吹き上げてくる強風は、油断をすると吹き飛ばされそうです。呼吸もしづらいです。頂上手前、遮る物の無い辺りは特にキツかった。

それと眺望が良くなると、どうしても剣ヶ峰方面が気になり、今日も単独なので、やはり色々と想像をしてしまいます。いったいどれだけの恐怖だったのか、今、噴火したらどうなるのか、とか。




あれこれ考えているうちに、山小屋(五の池小屋)に着いてしまいました。登山口から2時間でした。歩きにくかったですが、距離は短めですね。



すごくアットホームで、オシャレで小綺麗な山小屋です。多くの登山客で賑わってました。




実は、私はこの五の池小屋に配達物を持ってきており、それはジークの北條さんに頼まれた「ケーキの材料約3kg強」御嶽山に行くと話したら、配達を頼まれました。日帰りだし、荷物も少ないので、トレーニングがてら。山小屋の方に事情を説明したら、めちゃくちゃ喜ばれてコーヒーまでご馳走になってしまいました。材料が不足して困っていたとか。喜んで貰えて、それだけでも来た甲斐があったかな。




隣の三の池。快晴に見えますが、強風が吹き荒れています。


この後、摩利支天と池めぐりをする予定だったのですが・・・他の登山客の方々は、向かって行きましたが。

どちらも尾根伝いを歩くようで、強風がキツイ。




さらに次から次へと「悪い雲」(山小屋の方いわく)が上がってきます。

1時間近く待機していましたが、風はやみそうもないので、私はここから先は断念しました。悔しいけど仕方ない。また来ればいい。





何と午前中のうちに下山しちゃいました。こんなに早く下山したの初めて。



せっかくはるばる来たんだから、やはり秘湯濁河温泉に寄らないと。名山の側に名湯あり。



市営のお風呂が紅葉の中の露天風呂で贅沢過ぎ。濁河温泉の名の通り、茶色く濁っています。他のお客さんが居たので、全容は写せず。





12時半
頂上付近で食べる予定だった昼ごはんを、帰り道途中の御嶽山が綺麗に見える展望台で食べる。




今さっきまで居た山を見ながら食べる昼ごはんもなかなかのもんでした。

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