花祭壇 by flower空の色 〜番外編〜
flower空の色の
フューネラル(葬儀)のお仕事についてご紹介させていただきます。
最終、番外編になります。
第1回と
第2回もご覧下さい。
こちらは、会場の間口が10メートルある大型会場です。
この祭壇、私が名古屋で初めてこの規模の大型祭壇を施工させていただいた時の写真です。
この時は、とにかく綺麗な菊のラインを作りたいと意識して施工しました。
上の写真とは反対でこちらは間口が3.5メートルです。実は、間口が狭い方が難しいです。作業がより細かくなります、、、
そして
ーーー(施工風景)ーーー
この様に何もない土台に、いっぱいのオアシス(吸水性スポンジ)を並べていきます。
まずは菊のアウトラインを取ります。
作り方としては、花をアレンジすると言うより
(立体感ある絵を描く)といった感覚の方が近いかもしれません。
この作業が実は1番、時間がかかります。
ある程度、アウトラインが決まると、ここからは埋める作業です。
花の咲き具合を見ながら埋めていきます。
ラインの濃淡や、グラデーションは、この作業で行います。
グラデーションは、
ピンポン菊→スプレーマム→小菊→大輪菊など、色んな種類を使って表現していきます。
また、花だけで埋めるのではなく、あえて茎を見せたり、葉物だけのスペースも作ります。
これをする事で、より立体感のある花祭壇となります。
この作業を、繰り返していくと、、、
完成です。
(大分省略しましたが上の写真で約1000本以上の花を使っています)
✴︎おまけ✴︎
修行先の名古屋の会社で施工した、社葬です。
文化施設のホールで設営しました。
間口20m 高さ3mほどあります。
本当に凄い経験をさせていただきました。
その時の作業風景写真を並べます。(完成写真は個人情報の関係で載せられません。すいません。。。)
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長い長い連載を最後まで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ、ほんの一部でしたが、生花祭壇がどの様な物か感じていただけたでしょうか?
社葬クラスの大きな花祭壇から、家族葬用の小さな花祭壇まで、各種ご用意出来ます。
人生、様々な節目があります。
誕生、入学卒業、結婚、出産など、私たちは多くのことを経験しながら人生を過ごすわけです。
その人生最後の節目の時
皆で故人様をお見送りする時
哀しみに暮れる私たちが出来ることは
花を添えることだけかもしれません。
故人様の生き様を、花で表現するお手伝いをさせてください。
ココロを込めて、お作りいたします。